- バイリンガルってなに?
- どうすればいいの?
- 子どもが長く学習するには?
という疑問を持つあなたに向けて記事を書いています。
こんにちは。保育士と英語の資格を持つイングリッシュエキスパート保育士のココと言います。子どもの英語教育について情報を提供しています。
今まで、実際に子どもに英語を伝えるだけでなく、子どもに英語を教えるために何十冊もの書物を読んできました。
バイリンガルの英語に関するものだけでなく、子どもが楽しく学ぶための保育士としての知識も有している私が解説します。
特に、バイリンガルの意味を知り、ファーストステップを知ることが、英語が得意な子どもにすると思いますよ!
それでは解説します。
バイリンガルとは?
バイリンガルとは一つの考えを、2つの言語で考えられることです。
なんでも英語で話せるバイリンガルというイメージがあるかもしれませんが、バイリンガルには段階があること。
その段階とは、
- 英語の音と単語やフレーズを知る
- 英語で友だちと話せる
- 英語の読み書きができる
- 英語で学校の授業が理解できる
です。
なるほど!バイリンガルは学校の授業までも理解できるのね!
と考えるかもしれません。
「英語で学校の授業が理解できる」というのは、かなり大変です。
一般的には、日本語の場合、学習期間が5~6年以上かかります。
話せるだけの英語能力では、深い理解が足りないのですが、学習に及ぶまでには、相当の時間が必要です。
日本語でも、学習が始まる小学生は7歳の子どもなので、それを考えると妥当な期間です。
そのため、「英語で学習もできるバイリンガル」にならなくても、英語にはフランクに友だちと話せる段階があるということを覚えておきましょう。
友だちと話せるレベルだと、世界が広がりますよね。
この、「学習」が日本語でも英語でもできないととても困った状態「セミリンガル」になります。
参考記事⇒セミリンガル(ダブルリミテッド)の特徴と対策【英語教育】
ありがちな間違いはこちら
英語の学習には順番があることを伝えましたが、学習にも順番があります。
特に間違えやすいものを抜粋します。
オンライン英会話をすぐ始めない
特にオンライン英会話はすぐに初めてはいけません。
ネイティブと話した方がいい!というのは幻想です。
まずは、英語の音を学習しましょう。
人間でいう、赤ちゃんの時の音の学習になります。
赤ちゃんは親からたくさんの言葉を聞きながら2年ほどで意味を理解していきます。
つまり、英語の音は2年近い期間を必要とします。
なので、いきなりオンライン英会話をし始めた!は無謀な学習に近いです。
特にBGM学習は敷居の少ない学習法なので、まずはそこを重点的に行いましょう。
参考記事⇒子どもへの英語BGM聞き流しは効果ある?無料で勉強できる有名どころも抑えとこう!
英語の学習時間は週に1回1時間では足りない
子どもの英語の学習時間は一般的に2000~4000時間必要になると言われています。
週1に1時間とすると、1年に52時間の学習になるわけですが、これでは全く足りません。
仮に5年計画で学習するとなると、週に8時間ほどの学習でようやく2000時間に達するわけです。
なので、1時間の授業だけで英語は安心!は程遠い幻想ですので注意です。
間違えを指摘しない
子どもは、チャレンジ精神をもって、英語を真似しています。
親の過去の学習知識を使って英語を伝える。
これは間違いを許さないというメッセージになりがちです。
親が英語をできないのであれば、それを伝える必要はありません。
伝えると、「間違いを気にして親の目を気にする子ども」になります。
なので、間違いをしていても「そのうちなおるだろう」とあえて声はかけず、長い目で見守ってあげてほしいです。
英語を自分で学べる子どもにするための第一歩
バイリンガルを目指すには、具体的にどのような方法があるのでしょうか?
それは「音を学び、本を読む」ことで、「自分で英語を学べる子」になること。
「英語の文字で本を読む」ことが英語能力を維持向上することが様々な書籍から記述があり、分かっています。
そのために、まずは「音」から学ぶことが大切。
- 音の理解
- 文字と音の理解
- 「読む」ことの習熟
という順番で、ようやく本にたどり着けます。
赤ちゃんも音を聞いて、文字を知り、読み書きをできるようになるという段階を英語に当てはめると分かりやすいかもしれません。
英語も、まずは音の理解が必要です。
勉強にしない学習法で音を学習!
あまりにガンガンと英語を学習させるとどうなるか、「子どもは強制されていると感じ、英語をやりたくない」と感じます。
そのため、どうすれば楽しく感じるかを常に考えることが親には必要になります。
そのためのポイントを4つ解説します。
BGM おもちゃ 絵本で、勉強にしない
教材は楽しいものがベスト。
特にBGM聞き流しは、小さな音で音楽をかけ続けるだけというとても手軽な方法。
なので、勉強にはならないのでもっともおすすめです。
参考記事に方法を詳しい方法を書いておきます。
おもちゃもたくさんの種類があります。
日本だけでなく、海外で売られているおもちゃも英語の教材になりますよ!
一番初めは、英語の「音」の理解を促すおもちゃはぜひ!
参考記事⇒子ども向けおもちゃ教材のすすめ10選【幼児~小学生】
親も学ぶ
親も学ぶと効力な力になります。
親が英語を学ぶ姿を見せると、子どもは「学ぶ姿勢」を身に着けます。
いろいろなことに挑戦している親を見ると子どもは真似をします。
親を真似ながら子どもは成長しているので、「いくつになっても学ぶ重要性」を子どもは学べるので、とても効果ありです。
特に親が発音を学ぶと、絵本を読んであげることができるようになります。
それがとても強力な効果を発揮します。
英語学習をする上での親の接し方が最重要
段階があるという話をしましたが、親が子どもの英語能力を育てたいときにどのレベルを求めるべきなのか。
保育士としての考えでは、
「子どもがやってみてる!それってすごい!」
という姿勢です。
過度に期待をして、学習に力を入れると、子どもが辛くなるからです。
では、どういう気持ちで学習に臨めばいいのでしょうか?
「1つ出来たらすごい!」の姿勢をおすすめします。
子育てにありがちな姿勢として、「もう○○歳なんだから!」という言葉があります。
ではなく、「挑戦してる!すごい!」という言葉の変換をしてみましょう。
大人でも、挑戦するのはとても勇気のいること。
子ども目線では、「英語は意味の分からない音」になります。
それをやろうとするだけで、すごいことだとは思いませんか?
実は、英語を学習しているだけですごいことなのです。
これができれば、子どもは負担がなく英語学習に進むと思いますよ。
英語は継続力が肝心。
何年もかかるので、多少の間違えよりも継続できるようにすることが非常に大切です。
バイリンガルとは?英語保育士の子どもの育て方とは? まとめ
バイリンガルとは一つの考えを、2つの言語で考えられること。
バイリンガルには段階があり、「英語で友だちと話せる→英語で学校の授業が理解できる」
英語の学習は、勉強にしない学習法(BGM、おもちゃ、絵本)で音を学ぶところから!
これらのことを行うことで、子どもの英語能力は高くなりますよ!
ぜひトライしてみてくださいね!
この記事では、英語教育に関する様々な情報を発信しています。
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