- ラーニングピラミッドとは?
- 子どもとの関わり方は?
- 学習が深まる方法とは?
これらのことを知りたいあなたに向けて記事を書いています。
こんには、英語と保育士の資格を持つイングリッシュエキスパート保育士のココです。自身で学びながら、子どもにも英語を教えています。
学習面が気になるという方は多いのではないでしょうか?
たくさんの子どもたちを保育士として見てきた中で、子どもに対して大切にしてきた関わり方があります。
その関わり方をすることで、子どもはいろいろなことを学習している様子を目の当たりにしてきました。
その関わり方とは?
結論から言います。
「親は馬鹿になれ!一緒に体験しよう!」
ということ。
ラーニングピラミッドという言葉の解説することで、この言葉の意味が分かります。
ラーニングピラミッドとは
ラーニングピラミッドとは、学習効果の高いものと、低いものとをピラミッド型に並べた図のことです。
- 一番上の「講義」は5%くらいの学習定着率。
- 読書は 10%
- 視聴覚 20%
- デモンストレーション 30%
- グループ討論 50%
- 自ら体験 75%
- 他人に教える 95%
とピラミッドが下にいく毎に学習効果が上がります。
これは大人も子どもも変わらずに効果があるということ。
つまり、子どももこの効果を利用することができます。
グループ討議や自ら体験、他人に教えるという方法は、「アクティブラーニング」と呼ばれ、効果がより高い取り入れるべき方法です。
具体的な事例はどんなもの?
図にあるように、子どもは絵本を見て内容を知ったり(読書)、アニメを見て学習したり(視聴覚)、デモンストレーションでは大人の行動を見て学ぶという方法があります。
中でも、自ら体験することと、他人に教えるという方法がより効果があります。
子どもが遊ぶときは体験型の学習になる
子どもは遊びながら学習をすすめていきます。
鬼ごっこで体の使い方を知ったり、折り紙で細かい動きを学んだり、友だちと話しをしてコミュニケーション力を育んだりしています。
だからこそ、保育園では遊びの時間を多くしている園こそ、ラーニングピラミッドを意識していると言えます。
英語学習に置くと、ペーパーワークよりも「自ら英語を体験しにいく」これこそが効果の高い学習方法と言えます。
そのため、どんどんと遊ぶことを取り入れてみると様々なことを学習します。
注意点として、目に見えて国語や算数の点が上がるということはないです。
上がるのは、「非認知能力」
非認知能力とは、点数にならないような能力のこと。
具体的に言うと、
- コミュニケーション力
- 最後までやり抜く力
- 工夫する能力
- 自己肯定感
などなど。
これらを子どもの小さいときから上げておくと、巡り巡って学習にも効果があることが科学的に実験結果として出ています。
「最後までやり抜く」ことで、苦手な算数に最後まで取り組む。
だから点数が上がる。
といったことが、「遊びをたくさん取り入れ、様々なことを学んだ結果として現れる」といこと。
だからこそ、子どもが小さいころはたくさんの経験を通して、経験の量を増やしておくことがおすすめです。
参考記事⇒【非認知能力とは何か】子どもの成長を見続けている現役保育士が解説
英語に応用するなら
英語を使って様々な体験をできるよう取り組みがおすすめ。
「英語×スポーツ」のような習い事も増えており、そういうものを検討するといいです。
英語を使って子どもの好きなことを習い事として行うと、効果が良いです。
これに関しては、子どもがやる!と決めたものを取り組むことがいいでしょう。
保育士としてのポイントはこちら。
子どもと期間を決めてから、習い事を始めること。
親子で決めた期間を達成した時には、やめてもかまいません。
ですが、期間は必ず行うこと。
こういうステップを取り入れることで、非認知能力である「やり抜く力」がつきます。
参考記事⇒やり抜く力「グリット」を子ども伝える保育士の方法とは?【英語学習に必須能力】
時々、知ったことを話すことがあるそんなとき
今日ね、こんなことがあってね!
と話すときには、声を十分に傾けてください。
なぜならそれは「他人に教える」という学習効率の非常に高い行動だからです。
普段の何気ない言葉の中にも、学習できる要素はたくさんあります。
例えば、こんなことがありました。
この前、本でこんなことが書いてあって・・・・、
と本の内容を説明してくれているときには、「本の内容を頭の中にまとめ」ようとしています。
言葉を出すには、頭の中で整理をするので、とても頭を回転させているのです。
これが、「他人に教える」ということ。
大人が子どもに、聞くことも良いですが、たくさん聞くと子どもは辛くなってしまうもの。
子どもが話したいときに、じっくりと聞くことをしてあげると学習効果は高くなります。
子どもが話すときは、親はピエロになる
英語学習をすすめる上で気づいたことを話すときにはチャンス!
親はピエロになることをおすすめします。
ピエロというのは、「何それ?知らないから教えて!」とすべてのことを知らない様子を見せること。
そうすることで、子どもは説明をしてくれます。
すると、「他人に教える」という最も効果的な学習方法を子どもが勝手に行ってくれます。
え?どういうこと?
それはね・・・・こういうことだよ!(頭の中で知識を整理しながら)
こういうこと?これはどういうこと?
えっとね・・・
こういうやりとりは、めちゃくちゃ効果が高いのでおすすめ!
さらに効果を発揮するには
体験型を親子で参加してみるという行動がおすすめです。
親も英語を勉強して、一緒に英語の体験イベントに行ってみるということをおすすめします。
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語劇
- 英語教室のイベント
などなど、意外と身近にあることがあります。
これに関しては、地域の差もありますので、お住まいの地域名と一緒に検索することで情報が出てきますよ!
ぜひ、一度検索してみてはいかがでしょうか?
ラーニングピラミッドを学習に応用すると効果が高い!子どもの英語学習にも対応 まとめ
ラーニングピラミッドとは、
ラーニングピラミッドとは、学習効果の高いものと、低いものとをピラミッド型に並べた図のこと。
- 一番上の「講義」は5%くらいの学習定着率。
- 読書は 10%
- 視聴覚 20%
- デモンストレーション 30%
- グループ討論 50%
- 自ら体験 75%
- 他人に教える 95%
特に、体験しながら英語を学べる「英語×スポーツ」という習い事をしたり、子どもが説明しているときには、ピエロのように何も知らない姿勢で関わるととても良い学習効果を発揮します。
英語以外にも、もちろん効果がある方法なので、育児をする中でどんどんと取り入れていくと子どもは成長しますよ!
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