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【非認知能力とは何か】子どもの成長を見続けている現役保育士が解説

  • 子どもはどうやって育てればいいの?
  • 育児って分からない
  • 非認知能力って?

というあなたに向けて記事を書きました。

こんにちは、現役保育士のココ先生です。

子どもたちの育児ってどう育てればいいのか難しいですよね。

育児の指針になる考え方を1つ紹介します。

それが、「非認知能力」

非認知能力は、高まれば学力にも良い影響が出ます。

もちろん英語学習にも好影響があり、他の学力にも好影響がありますよ。

この記事を最後まで読むと、

  • 非認知能力とは
  • 高めるポイント
  • 厳選して1つ「自己肯定感」

を知ることができます。

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認知能力と非認知能力

非認知能力とは

生きる力とは、非認知能力(ひにんち のうりょく)のことを言います。

ざっくりいうと点数として表せられない能力のこと。

認知能力今までテストとして、点数で表されてきたもの国語 算数 英語など
非認知能力点数で表せないものコミュニケーション 想像力 自己肯定感など多岐に渡る能力
認知能力と非認知能力

と区分けすることができます。

具体的に言うと、

自制心自分の感情や行動をコントロールする心、自分を律する心
やり抜く力目標に向かって粘り強く向かう精神
意欲何かをやろうとする意志
自立心自分で選択した上で行動しようとする心
自己肯定感自分は大切な存在だと感じる心
メタ認知自分の状況を把握する能力、客観性
非認知能力の中身の一部

などです。

他にも

計画性論理的な思考力
創造性楽観・悲観的
コミュニケーション力忍耐力
非認知能力の一部

などなど、が挙げられます。

これらは、点数という基準では表せられないために、分かりづらいという特徴がありますが、子どもを育てるのにとても有効な考え方です。

例を挙げると、

  • 自制心が高く、やり抜く力子どもなら ⇒ 算数のテスト勉強に取り組むことができる。
  • 自己肯定感が低く、悲観的な子どもなら ⇒ 何もできないと思い、失敗したら多くのストレスを感じる。

どういうものに、どうやって取り組むか、どう感じるか、それを感じて次をどう行動するか、などなど全ての事柄において、非認知能力が関わっています。

そしてこの非認知能力は、これからの子どもたちに必須な能力になります。

国が定めた保育指針(日本の教育方針)でも取り上げられ、大きな影響を与えています。

今後の社会は、新たな職業などが出てくる中、子どもたちがベースとなる非認知能力を使いながら生きていくことになるでしょう。

それほど重要な能力なのです。

認知能力は一時的、非認知能力は一生の財産

認知能力は一時的に上がるものの、下がりやすいという特徴があります。

使わないと衰えやすいのです。

対して非認知能力は一生の能力と言われています。

ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・J・ヘックマン教授の研究である「ペリー就学前プロジェクト」という非認知能力についての就学前の子どものころから大人になるまで40年間の追跡調査によると、

非認知能力を意図的に育んだ子どもたちは、育んでいない子どもたちに比べ、

  • 高校卒業率が高い
  • 犯罪率が低い
  • 生活保護率が低い
  • 年収が高い

という学習への効果とそれによる年収も高くなるという調査結果が出ています。

ココ先生
ココ先生

つまり、子どものころの非認知能力の育成が大事なのです。

子育て方法は?

では、その非認知能力を育てるにはどうすればいいのか。

子どもの期間、特に就学前に適切な環境と関わりを持つことは、子どもたちの非認知能力の育成、ひいてはその後の人生にも決定的に重要な意味を持つ

私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑むより引用

【環境】とは、子どもの親、友だち、生活スタイル、習い事、食事などなど・・・多岐に渡ります。

中でも一番影響が強いのが、【親との関わり方】です。

身近な親との関わり方が一番影響を受けやすいために、親の育児方針が重要になるでしょう。

  • スキンシップを多くとることで、安心感を得る
  • 親子で遊ぶことで、人との関わり方を知る
  • 子どもの話を興味を持って聞くことで、思いを言葉にする力をつける
  • 親の考え方を知ることで、考え方の傾向をつかむ
  • 親の生活を見て、楽観的/悲観的を覚える

など、親は子どもの見本になります。

1つずつ見直していくことで子どもの非認知能力に効果がありますよ!

悩むパパ
悩むパパ

でも、時間が足りないんだよね・・・

という方に保育士として厳選して1つだけおすすめをします。

非認知能力を高めるための1つ「自己肯定感」のこと

自己肯定感とは「子どもが自分自身を信じる感覚」のこと。

非認知能力の1つです。

それを育てるには「親が子どもを認めること」

ココ先生
ココ先生

今日、公園でね・・・

悩むママ
悩むママ

時間が遅いから、早く歯磨きして寝なさい!

と寝不足を心配する気持ちも分かりますが、

悩むママ
悩むママ

公園のことはベッドで聞かせてね!

歯磨きしてからね!

ということで、子どもの言いたい気持ちを受け止めることができています。

こういう「子どもの気持ちを受け止める」ことが「子どもの存在を認める」ことに繋がるのです。

子どもが何か行動をしているときに、子どもの気持ちを受け止めることを大切にすることで、より自己肯定感が高まりますよ!

より詳しく知りたい方はこちら

参考記事⇒子どもの自己肯定感とは?英語学習にもつながる必須能力

非認知能力 まとめ

非認知能力のまとめ
  • 非認知能力は、点数化できない能力のこと。
  • 子どもの非認知能力を育てると、一生力になる。
  • 非知能力を育てるには、環境。特に親との関わりが大事。
  • 自己肯定感は子どもの存在を認めること。まずは思いを受け止めてあげる。

非認知能力は、学習にもつながる大事な能力。

もちろん英語学習に効果があります。

しかし、英語学習以外にも効果が見込まれるため、子どもの成長には欠かせない能力なのです。

親子で非認知能力を高めていきましょう!

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