- 子どもがどうやって英語学習に向かうのか
- 生きる力を育むために、どのように関わることがいいのか
- 自立を促すためにどうすればいいのか
これらのことを悩む方に向けて記事を書いています。
こんにちは、保育士歴10年以上、子どもに教えるために始めた英語学習時間1600時間のココ先生です。
子どもが英語学習に向かうにはどうすればいいのか、それが分からないと子どもは動きません。
結論から伝えると、「選択肢を与えて、習慣にする」ということです。
私が思考錯誤した結果を踏まえ、私の現在の取り組みを例に解説します。
選択肢を選ぶことは、自立の一歩
非認知能力の一つ【自立】は、子どもがした決断を尊重することです。
自分で選ぶことの積み重ねが、子どもの一日を決めます。
その繰り返しの中で、「やりたいこと」「好きなこと」を子どもたちは見つけていくのです。
選択を決定することが、子どもの人生を作り上げていくという大きな能力に繋がっていきます。
そして、自分で選ぶことは、能動的に学習をするための姿勢が作られるために、より高い意欲で学習に臨むことができます。
さらに、子どもの選択を尊重することで、自己肯定感にもつながります。
詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください
生きる力である非認知能力について
⇒子どもが超一流になるための生きる力の育て方【保育士が非認知能力を語る】
自立について詳しく知りたい方はこちら
⇒【保育士おすすめ】子どもの自立を高める4選!【生きる力を育てる関わり方】
自己肯定感について
⇒【保育士が語る生きる力】子どもの自己肯定感をガチで高める方法【非認知能力】
【2歳と6歳の娘】英語学習における選択肢
自立という観点から自分の行動を決める重要性を考慮して、
2歳には好きな絵本を選ぶという選択肢があります。
6歳には
- 学習を、【する】か【しない】か
- するなら【英語】か【ピアノ】か【ひらがな】か
を自分で選ぶという選択肢を娘に聞いています。
私の娘は2歳と6歳ですが、小学生にも取り組むメリットがあります。
2歳の絵本読み聞かせ
たくさんある絵本の中から好きな絵本を選びます。
30冊ほどある絵本の中には10冊ほど英語絵本も用意してありますが、それを選びかどうかは毎日変わります。
絵本はこれ!
【自立】は小さなことからの積み重ねが重要なので、2歳と言うまだ小さい年齢には絵本を決めることで選択肢を決めています。
日によって日本語の絵本だったり、英語だったりしますが、自分で選んだためじっくりと集中している様子が見られます。
まだ2歳なので、【英語の音を聞く】という段階。
英語で意味が分からなくても(日本語も分からない単語もある状態)じっくりと見ています。
これくらいの選択なら、毎日行ないやすいです。
毎日の積み重ねがその分成長につながります。
6歳の学習選び
学習を【する】か【しない】か
を選ばせてみました。
初めのうちは、
今日は英語!
と言ったり、時にはピアノをしたりというような判断でした。
その際には、選んだ内容を一緒に取り組むことをしました。
やはりこちらも自分で決めた内容だった分、じっくりと集中して行うことができました。
しかし1か月くらいたったあと変化がありました。
新しく買った「ひらがなの書き取りノート」にハマる
目新しいものは、子どもはもちろん好きですが、「毎日ひらがなをやる!」と宣言。
選択を尊重している結果、英語からは離れる事態になりました。
英語をやる以上日本語もしっかりと取り組もうという気持ちもありました。
が、英語を進めたい私としてはグッと堪える期間がありました。
代わりに寝る前の読書では、「英語と日本語の1つずつ絵本を選んでいいよ」と声掛けすることで、英語の時間を少しでも持つようにしていました。
ひながらノート修了後、選択肢を減らす
今日は、お絵描きしたい
という学習ではなく、遊びたいという希望も言うようになりました。
その回数が少しずつ増え、2か月ほど経ったころには、学習時間をほとんど取らずに過ごしてきていました。
これではいけないと思い、新たな手段を考えることに。
学習を【する】か【しない】か
ではなく、
学習をする前提で【英語】か【ピアノ】か【漢字の本】(ひらがなが終わったため漢字に移行)
を選ばせることにしました。
そのタイミングで、新しいカードゲームも購入。
ゲームが好きな娘に興味のあるものと一緒に、自然な形で変更します。
今日は【英語】か【ピアノ】か【漢字の本】
どれにする?
英語のゲーム!
このような会話が、繰り返される形になり、自然と習慣につながるように仕組みました。
このやり方に変えて、1か月ほど経ちますが、ゲームだけでなく、時々英語の読み聞かせを選ぶ姿も出てきています。
選択肢のレベルを下げることで、子どもをコントロールしています。
だけど、やりたくないことを無理やりコントロールしないようにしてくださいね。
無理やりコントロールすると、英語が嫌いになってしまいます。
どうすれば意欲をつなげることができるかが課題
自立は小さい方からだんだんと大きい決断に移っていくことが必要です。
2歳の娘は、自分の洋服を決めたり、絵本を決めたり、どのご飯を食べる?など、
- 「ある程度選択肢が決まっている」
- 「決めても影響が少ない」
これらから始めています。
6歳で学習を【する】か【しない】かを決断するには、意欲が足りなかったんだと思います。
意欲、言い換えると何のために英語学習をするのかを理解する必要があり、そこが足りなかった。
6歳はまだ子どもですので、「受験に必要だから」「英語ができると便利」などでは理解できません。
もっと子どもの身近な具体例が必要です。
私の娘の具体例を挙げると、
英語学習の初めの意欲である「プリンセスと話をする」ということを改めて思いなおし、目標を再確認することも必要になるかと思います。
また、他の遊びよりも、面白い英語の取り組みを考えないといけません。
これは、子どもに学習を進めるのではなく、自然にやりたいと思わせるための親のするべきことなんだと思います。
とりあえず、選択肢を一段階下げて、【英語】か【ピアノ】か【漢字の本】を選ぶというやり方で進めていきます。
今後は、英語学習をするかしないかを子どもが選べるようになることが親の私の目標です。
子どもが英語学習を自分で選び学ぶメリット
自分でやることを決めることができたことで、英語への取り組みの集中力が格段に違った。
年齢や性格によって、選択肢を親がコントロールする必要があることが難点。
だけれど、子どもの豊かな人生に直結するので、試してみる価値は十分にあります。
影響が少ないものから行っていくと、継続的に自立を向上できる。
今回の結果
自立のための選択の決定を子どもに移したことで、
英語への取り組みがじっくりと集中して行う様子が見られた。
選択を継続的に続けることで、自立心アップ!
選択を尊重することで、自己肯定感もアップ!
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