- 幼保英語検定って?
- 準1級ってどのくらい?
- どんな教材で、どう学習をすすめればいい?
というあなたに向けて記事を書いています。
こんにちは!英語と子どもの資格を持つイングリッシュエキスパートのココです。
実際に幼保英語検定を受けている私が解説します!
幼保英語検定ってほとんど情報が少ないので、なかなか分からないことだらけですよね。
そこで実際に合格した私が解説し、合格できる方法をお伝えします。
この記事を読めば、準1級がどんなテストで、どうやって学習をしていけばいいのかが分かります。
そもそも幼保英語検定とは
国際的なグローバル化に対応する幼稚園教諭・保育士の要請の一貫として乳幼児保育に適した英語力を身に付けることを目的とした検定。
主に、幼稚園教諭や保育士のための検定ですが、子どもと話すときの会話を学習できるよ!
「入門」から「専門レベル」の5段階で構成されている。
- 4級 中学初級レベル
- 3級 中学卒業レベル
- 2級 高校卒業レベル
- 準1級 大学中級レベル
- 1級 大学上級レベル
試験日程は年に3回しかないので、その都度日程を確認しよう!<試験時期はこちら>
TOEICと比較すると、私がTOEIC560点の時には、2級は比較的楽に合格できました!
参考記事⇒【免許保持者が教える】保育士のための幼保英語検定【基本ガイド】
準1級の内容
ヘッドティーチャー(担任)になるべく英語の内容が難しくなってきます。
補助の先生への指示ができるレベルです。
2級までとは違い、2次面接があることが特徴。
参考として、TOEIC660点の時に72点を取ることができました。
テスト内容はこちら
全体の形式としては、
リスニング
- 園長先生からの新任保育士または幼稚園教諭(インターンの場合もあり)への指導
- 園長先生と保護者の会話
- 子どもと保育士(幼稚園教諭)の会話
- 保育園や幼稚園での園の運営について
計20問あり、1つ2点の配点基準のため、合計40点。
などが出題される。
リーディングとしては、
- ボキャブラリーと文法
- 先生なら知っている一般教養
- 短い会話での質問(穴埋め問題)
- 長文読解
計40問あります。
30問は1点の配点。
残りの10問である長文問題は2点の配点です。
が設問内容。
ライティング
- 短い文をまとめたり、返答を書いたりする問題が出題。
1問あり、配点は10点。
30~35個のワードでの作文。
毎年同じテストとは限りませんが、傾向は同じ。
勉強内容
ここからは試験に向けた取り組みを紹介します。
過去のテストの参考になればと思います。
1次試験対策として用意すべき教材は基本的には2つあります。
それが、「準1級テキスト」と「ワークブック」です。
テキスト
まずはこちらのテキストで
- 単語
- 熟語
- 基本的なリスニング
を学ぶことができます。
イベントごとに保護者との会話や子どもとの会話が盛り込まれています。
その中で必要な単語や熟語が出てくるので、1つずつ学んでいきましょう。
途中にある「園からの手紙」もたくさん書いてあります。
また、その都度出てくる会話の要点をまとめて3行くらいの文章にしておく練習をしておくと、ライティングの学習になります。
その形式を読み込み、内容を理解できるようになっていると、テスト内容にも対応できます。
注意点としては、テストにはここ以外の熟語も出る可能性があるということです。
そのため、さらに必要な方は「幼保英検 単語帳 (上級編) 」をやると必要な単語が網羅されています。
テキストには「2級テキストと合わせて表現を学んでください」との記述がたくさんあります。
時間がある方は、準1級と2級のテキストを両方仕上げるといいと思います。
ワークブック
テキストで基礎的な単語・熟語・リスニングを学んだら、こちらを使って試験対策を行うと良いでしょう。
ワークブックは実際のテスト形式で問題が乗っている本です。
全部で3回分掲載されています。
解いてみると、テキストでは出てこなかった単語や熟語が出てくることが分かります。
そちらを一つずつ覚えていきましょう。
そしてテキストとは決定的に違う点がリスニング問題です。
園長先生との会話や保護者との会話、だけでなく園から手紙の内容、教育内容の文章が問題としてでています。
そちらを聞き取れるようにしておくことがテスト対策になります。
準1級テキストには載っていない部分なので、くり返し問題を解いてテスト形式に慣れておくと点数に繋がります。
ワークブックを買わなくても音声は公式サイトにも載っています。
2次面接対策
問題数は3問
- 1問が子どもに教えるパフォーマンス
- 2問が受験者の意見を問う問題
となっています。
子どもへのパフォーマンス
配点が高いこちらのパフォーマンスを中心に準備をしておくといいでしょう。
- 工作の説明
- 紙芝居
- 絵本
- 注意事項
が出題されます。
工作の説明を自分なりに言葉にしてみたりしました。
パフォーマンスなので、身振り手振りなど声のトーンなども合わせて練習しておく必要があります。
ポイントとしては、「紙芝居」「工作」の内容は「2級テキスト」にも掲載されています。
準1級・1級 2次試験実施要項(一般受験) 試験内容
受験級および下級のテキストに載っている工作および紙芝居などの中から当日指定される課題を実際に行う実技
保育英語検定 CD付き 準1級テキストより引用
2次試験対策では2級テキストも用意してパフォーマンスの練習をしておこう
実際に出た試験問題は、
子どもたち(5歳児)にルールを教えるという問題
走らない、しゃべらない、静かにするなどのルールを子どもたちに伝える言い回しを知っておくといいと思います。
これには3分間の準備時間が与えられ、回答時間は5分以内とされています。
受験者の意見を問う問題
受験者の意見を問う問題では、教育者としての意見を知っておかなくてはなりません。
これが結構ネックで、普段から保育の専門誌を読んでみたりすると意見の基になります。
コロナが流行している最中には「マスク」について意見を聞かれたという方もいました。
自分がどう思っているのかを英語で説明しておくといいです。
ただ質問内容が分からないことだったり、あまり英語で話したことがないという方はオンライン英会話を検討することも必要だと思います。
私が行っているのはKIMINI英会話です。
フリーコースでは、自己紹介や仕事のことを選択し、実際に話してみるという方法で話すことに慣れていきました。
それ以外には、実際に工作をしているパフォーマンスを見てもらって、変なところなどを見てもらってもらいました。
無料期間が長い!かつ先生が優しい!
しかも!時期によって安くなったり、無料期間が延びたりすることがあるので、ぜひ検討してみてください!
注意点
オンライン受験の難しさ
準備が大変。
スマホはズームを入れ、パソコンで試験を受けるという形で受験をしました。
ということで、スマホでのズームの扱いやパソコンの使用など、少し慣れていないと難しいです。
受験番号が送られて来ないので、一度メールで質問したのですが、回答は来ず・・・。
※受験番号は当日、知ることができました。
また、当日のテスト時も「2021年」の問題が映し出されるなど。
※2021年と書かれていますが、2022年の問題でした。つまり誤植ミス。
しばしば、ミスもありましたがなかなか小さな規模の検定だからかな?と思わせる内容もありました。
ZOOM中に他の人から画面が見られる
テスト前にはじめてZOOMに入ったのですが、ZOOMの特性上、受験者に画面が共有されるということに気づきました。
なので、洋服や室内をきれいに整えた方がいいです。
間違ってもパジャマで受験はしないように!
過去問の印刷
過去問題が公式で購入できますが、印刷ができない仕様になっています。
つまり、ネット上で見るのみで、過去問題を練習教材にするには、かなり不向きなので注意。
しかも回答はついていますが、解説はありません。
まとめ
- 準1級 大学中級レベルの試験内容
- 試験対策には、「準1級テキスト」「ワークブック」を用意して学習しよう!
- 2次試験対策には「2級テキスト」「オンライン英会話」を使って学習しよう!
- オンライン試験の準備も必要!
準1級をクリアすると、クラスの保育の取り組みを英語でできるレベル!
一緒に英語も保育も成長しよう!
ちょっとまだ難しいかも・・・という方は、2級もチェックしてみてね!
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