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子どもの自己肯定感とは?英語学習にもつながる必須能力

  • 自己肯定感とは?
  • 子どもの自己肯定感を高めるためにはどうすればいいのか
  • 具体的な方法はあるか

これらのことが知りたいという人に向けて書いています。

こんにちは、保育士のココ先生です。

世界でも日本人の自己肯定感の低さがニュースになったことで良く知られています。

保育士として、子どもの自己肯定感を肌で感じながら過ごしている私が、自己肯定感を解説します。

初めに、結論を書いておきます。

それは「子どもを自己肯定感が大事で英語学習にも活きる」ということです。

具体的に解説します。

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自己肯定感とは、自分のことを自分で信じるということ

自己肯定感とは、自分を肯定することになります。

もう少し細かく言うと、親が子どものことを失敗も成功も関係なく存在してくれることを認めてくれるということ。

子どもは、

成功失敗関係なく大切な存在
子どもの自己肯定感

と感じるようになります。

それこそが、自己肯定感の「第一歩」になります。

自分は大切なんだと思うことで、子どもたちは自分を肯定することができるのです。

「親が信じてくれる自分のことを信じる」ということです。

親は子どもにとって大きな部分を占めています。

その親から認められることで、子どもは自分のことを信頼できるということです。

自己肯定感が高いと学力にも差がつく

自己肯定感が高い子は「俺はできる!」と感じるため、新しい挑戦への心理的な敷居が低いです。

つまりどんどん挑戦して、様々な経験値得ていきます。

だから成長が速いです。

反対に自己肯定感が低い子は、「どうせできない」と新たな挑戦をしません。

それでは経験値が低く、成長も緩やかになります。

挑戦しても失敗したら成長にならないのでは?

と思うかもしれませんが、たとえ失敗したとしても、その失敗経験が次の挑戦に生かされるのです。

「失敗は成功の母」

というわけです。

英語に挑戦することができるのも、この自己肯定感がある子の方が失敗を恐れずに行うため成長します。

これはなにも英語に限らず、社会でも遊びでもすべての面で必要な要素です。

つまり、自己肯定感はとてつもなく重要な要素なのです。

悲しいことですが、4歳の子どもでも自己肯定感の少ない子はいます。

少し意識して関わることができると、自己肯定感は高められますよ!

自己肯定感を高める方法 4選

自己肯定感を高める方法はたくさんありますが、

  • 愛情を伝える
  • 受け入れる
  • レジリエンス(心の回復力)
  • 他児と比較しない

この4つが保育士を長くしてきて、自己肯定感に関係が強いと感じます。

一つずつ解説します。

愛情を伝えるとは、無条件での愛情

ポイントは、その子の能力や性格やその他もろもろに対してではなく、

その子自身のことが大好きということです。

「〇〇、大好きだよ。」と伝えるということです。

私自身、毎晩、娘に「大好きだよ。おやすみ。」と言いながら抱きしめてから寝る。ということが、当たり前になるように行っています。

注意点として、「優しいから好き」などの「○○だから好き」という言葉は言わない方が賢明です。

 一見良さそうに思えてしまう言葉ですが、これには裏があります。

【優しい】から好き。反対を読み取ると、優しくなければ好きではない。

これが、言葉の裏に隠されてしまっていることで、【優しく】なければならないと思わせてしまいます。

無条件の愛情存在してくれるだけで嬉しいその子自身を認めることが自己肯定感につながる
条件付きの愛情「○○だから」嬉しい〇〇でないと、褒めてくれないと考えさせてしまう

頭のいいあなたが好き。では「頭が良くないと好きになってくれない」と感じさせてしまうのです。

そのため、子ども自身のことをそこにいてくれることが嬉しいという無条件での愛情を伝えることが大切です。

寝る前に、毎日のルーティーンとして「(あなたの存在が嬉しいという意味をこめて)大好きだよ」と伝えることをおすすめします。

子どもの気持ちを受け入れること

「なんでも言っていいんだよ」という環境を日頃から作り出すことが必要です。

心理学者アルフレッドアドラーは子どものころから本音を言わず、周囲の空気を読んで同調することを繰り返していると、自分を信頼できなくなってしまう。

最先端の新常識 子どもに一番大事なこと 子育てベスト100より

つまり、子どもの気持ちを認め、子どもを尊重していく必要があります。

つい、親であることを盾に「〇〇しなさい!」などの言葉が出やすくなるかと思いますが、子どもも一人の人間で「こうかな?」「今はこれをしようかな?」と絶えずいろいろなことを考えています。

その考えがあることを考慮せず「〇〇しなさい」と命令口調になってしまうと、子どもを尊重はできていません。

子どもを一人の人間として尊重するのなら、言葉かけを変えることがおすすめです。

「○○した方が私は良いと思う」 と親としての意見を伝えるという方法です。

これを「Iメッセージ」(あいメッセージ)と言います。

英語の「I」つまり、「私は」から始まる言葉「私は~だと思う」という言い方のことです。

「あなたは〇〇しなさい」だと、子どもの気持ちを無視してしまう。

一方で「私は○○した方がいいと思う」だと、親としての思いもあるものの、あくまで「提案」という言い方になることで「子どもの気持ちを聞く姿勢もあるよ」と伝えられることがこの 「Iメッセージ」 のメリットです。

子どもの意見を聞き入れた上で、親としての意見を言う。

ココ先生
ココ先生

親が子どもを尊重すると、子どもは自己肯定感を高められる

注意点として

ここまで言うと、わがままや人を傷つけることも言って良いと勘違いする人もいます。

【わがまま】や【傷つける言葉】とは違います。

あくまでもその子の「意思を聞きいれる」ことが必要で、「モラルを無視して何をしてもいい」わけではありません。

レジリエンス(心の回復力)とは、適応する力、逆境から気持ちを向上させる力

嫌なことがあると、人は落ち込みます。

落ち込んだあとは、立ち上がることが必要です。

その時に必要な能力が、「レジリエンス」です。

言い換えると「心の回復力」と言います。

レジリエンスが高ければ何度失敗しても、再び立ち上がり何度でも挑戦することができます。

国際ポジティブ心理学会理事長のイローナ・ボニウェル博士によると、

レジリエンスは、生まれつきの資質でなく、筋肉のように鍛えられる

最先端の新常識 子どもに一番大事なこと 子育てベスト100より

レジリエンスを高める具体的な行動は、「自分を知ること」

自分の能力(例えば、鉄棒ができる、スキップがでできるなど)を自分で把握している状態。

子どもは自分で自分を意識することは難しいので、

「今日は逆上がりできたね。」

「スキップはあと少しだね。今度またやってみよう!」

など、好きなことにスポットを当てて伝えてあげると、自分で認識することができます。

自分の良さたくさん積み重ねることで、ポジティブな気持ち【自分はできる!】とマインドが切り替わり、レジリエンスが高まってきます。

逆境でも、気持ちを整え、また前を向いて進めるようにする。

気持ちを元に戻す力、それがレジリエンスです。

比べるのは子どもの過去とだけ

他の子よりも〇〇が上手だ!

と他の人と比較されてしまうと、軸がぶれます。

どういうことかというと、「他の子よりも」上手な自分がすごいと感じるのです。

反対に言うと、「他の子よりも上手でなければすごくない」と考えてしまうのです。

他の子の能力を軸に考えてしまうと

  • 周りよりも足が速い自分。
  • 〇〇くんよりも、力がない自分。

常に上には上がいるため、最終的には【自分はあの人と比べてここがダメなんだ】と考える人間になってしまいます。

それでは自信がつくどころか結局自信喪失につながります。

ではどうするか。

比べるのは過去の子どもと。

つまり、「昔はできなかったけれど、努力して○○ができるようになった!」と誉める。

本人の努力を誉めることを続ければ、頑張った自分を軸に考え自信がつきます。

その自信が、自己肯定感を作るのです。

  • 「何回も挑戦していた気持ちがかっこいい」
  • 「苦手だったのに、やろうとする気持ちがすごい」
  • 「毎日のように続けていて、努力している姿がすばらしい」

など。

本人の気持ちや取り組む姿勢の部分にスポットを当てることで、子どもの気持ちを大事にしています。

それが子ども自身の軸となり自信になり、自己肯定感になります。

子どもの自己肯定感を高める方法 まとめ

愛情を伝える成功失敗関係なく、子ども自身を認めること
受け入れるどうして?とワンクッション入れ、子どもの気持ちによりそうこと
レジリエンスできることを言葉にしてあげ、できる!というマインドにすること。楽観性。
比較しない本人の努力や挑戦を誉めること。比較するなら過去の子ども自身。
自己肯定感の手段4つまとめ

これをすることで、自己肯定感はどんどん上がります。

自己肯定感を育てると、子どもが様々なことに自分から挑戦するようになり、どんどん経験値を貯めていきます。

英語学習では、様々なことに挑戦する必要があるため、もちろん必要な能力。

子どもの成長のためにも自己肯定感を伸ばしていきましょ!

気づいたら英語学習にも挑戦できる子どもになりますよ!

他の非認知能力についても解説しています。

詳しくはこちらからどうぞ!

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